| FP通信第5号 資産運用の基本 |
| (1)資産運用の基本 21世紀は自己責任で資産運用する時代です。その成否により雲泥の差が出る時代です。将来を見据えて長期的、計画的に保有資産を効率よく運用する必要があります。資産運用と簡単にいってもその種類・方法は沢山あり、例えば株式、投信、債券、保険、預貯金、外債、不動産投資等があります。全財産を1種類の方法で資産運用されている人はまずいないと思います。自分にあった最適な組み合わせ(これをポートフォリオという)を構築することが資産運用を行う上で重要になってくるのです。そこでどういうポートフォリオを構築すればいいのでしょうか?まずは、それぞれのライフプランに沿うように行うことが大前提となります。ライフイベントにあわせそれを目的に運用を行うとすればおのずと必要資金規模、運用期間、リスク許容度、目標運用収益率が導かれることになります。そして重要なのは資産運用対象をどう選択するかです。資産運用の対象として金融商品の性格を知っておく必要があります。一般に安全性、流動性、収益性の3つの基準があるといわれています。 安全性:元本が保証されているのか、元本が目減りし損失が発生する可能性があるのか、ということです。 流動性:お金が必要となったときに自由に換金が出来るのか、ということです。 収益性:どれくらいの運用収益(リターン)が期待できるのか、ということです。 金融商品にはこれら3つの全ての基準に優れているものはありません。例えば収益性の低い金融商品は概して安全性が高く、また流動性が高い金融商品は概して収益性が低いといった具合です。目的にあった金融商品を上手に組み合わせることが重要です。 (2)分散投資 上述のとおり、金融商品には安全性・流動性・収益性の全ての基準に優れているものはありません。安全性の高い金融商品ばかりを組み合わせても期待する収益を得ることは出来ません。リスクを負わないとリターンは上がらないということです。そこでリスクを軽減するためポートフォリオを構築し資産運用を行うことになります。しかし、ここで問題になってくるのはハイリスクを負えば必ずハイリターンが得られるとは限らないことです。確かにローリスクの金融商品よりはハイリターンが得られる可能性はありますが絶対ではないのです。ハイリスクの金融商品はどうしても誤差が発生します。そこでリスクを軽減する方法として分散投資が重要となってきます。 資産分散:一般には株式、債券、預貯金など複数の金融商品をバランスよく組み合わせることにより価格変動リスクをコントロールすることを言います。さらに外貨を含めて考えることが重要でドルはもちろんユーロなど複数の通貨レベルで分散するとよりリスクが小さくなります。 銘柄分散:投資対象が株式の場合などより多くの銘柄を保有する方がリスクが小さくなるということです。 時間分散:満期までの期間を分散することや購入時期を分散することでリスクを小さくしようとする方法です。 西洋のことわざに「卵をひとつのカゴに盛るな」というものがあります。この諺が分散投資の必要性を端的に言い表していると言えるでしょう。 |
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