FP通信第6号 株式投資の基礎
(1)株式とは

 株式とは均等に細分化された割合的単位をあらわす株式会社の社員たる地位のことをいいます。社員といってもその会社で働いている従業員のことではなく株式を所有する株主のことを意味します。株主の権利には自益権と共益権の2つがあり、自益権とは会社から経済的な利益を受けることを目的とし、配当を受ける権利等があげられます。共益権とは会社の経営に関与することを目的とし、株主総会に参加し議決できる権利等があげられます。

(2)証券取引所・証券会社の役割


 株式の売買を行おうと思う場合、個人がその相手を探し出すのは非常に困難です。そこで不特定多数の株式の売買注文を取りまとめて注文を執行する場所が証券取引所です。そして証券取引所に株式の売買注文を取り次ぐ役割を担うのが証券会社です。通常個人が株式売買を行う場合、証券会社に口座を開き、証券会社に注文を出すという形で行います。最近ではインターネットの普及により格安な手数料のネット証券会社が多数あり、誰でも気軽に株式売買を行うことが出来るようになりました。ただ注意しなければいけないのは、株式市場の主なプレイヤーは機関投資家、金融機関のディーラー、運用会社などのプロと個人でもセミプロと呼ばれるような熟練した投資家がほとんどです。そのプロたちと初心者の個人とが同じ土俵の上にあがるのを忘れてはなりません。しっかりと株式について勉強した上で株式売買を行うようにしなければ思うような結果を上げることは到底出来ません。最初は手数料が高くても対面営業の証券会社で営業マンのアドバイスを受けながら経験を積んでいくのもひとつの方法です。インターネットが主体の証券会社の比較はこちらにあります。自分にあった証券会社探しにお役立てください。


(3)株価の変動要因

 株価はものの値段の決まり方と同じく需要と供給のバランスによって決定されます。買いたい人の方が売りたい人よりも多ければ株価は上がります。逆に売りたい人が買いたい人よりも多ければ株価は下がります。この需給バランスを変動させる要因としては、まず第一にその会社の業績があげられます。赤字続きで無配当の会社よりも毎年利益が増加し配当が増えることが期待される会社のほうが株価は上がるでしょう。第二には金利動向があげられます。一般的に金利と株価の関係は逆相関関係であり、金利が下がると株価は上がり、金利が上がると株価は下がるといわれています。第三には為替、政治、国際情勢などがあげられます。一般的に日本の会社は外国に製品を輸出するので、為替が円安になれば業績が向上するので株価は上がります。また政治の動向も株価の形成要因として重要な役割を果たしています。政治によって景気が左右されるからです。そして現在のような国際化社会では国際情勢も株価の形成要因として重要な役割を果たしています。イラク戦争、国際的なテロなどは株価に影響を与えています。また、特にアメリカの株式市場の動向、原油価格の動向、中国経済の行方などが最近の株価の動向に大きな影響を与えています。
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