FP通信第8号 株式投資・テクニカル分析T
(1)はじめに

 株価の分析を行うには大きく分けてファンダメンタルズ分析とテクニカル分析の2つがあります。ファンダメンタルズ分析とは企業の業績、財務内容等から現在の株価が割安なのか割高なのかを判断するもので、前号で紹介したPERやPBRなどの各種指標などを用います。テクニカル分析とは主にチャートを用い過去の株価データから将来の相場の動向を経験則に基づき判断しようとするもので、様々なテクニカルチャートが存在します。あれもこれも使用するのではなく自分と相性の良い数種類のテクニカルチャートを使用するにとどめた方が良い結果につながると思います。また、テクニカルチャートの見方も人それぞれ違う結果になることもあります。やはり自分と相性の良い見方(分析方法)を確立することが良い結果を導くことになると思います。


(2)ローソク足

 ローソク足とは代表的な株価チャートの事をいいます。ローソク足は株価の始値、高値、安値、終値の四本値と終値が始値よりも高い場合は白色、安い場合は黒色というようにひとつのローソク足でこれだけのものを表しています。一日の値動きを表したものを日足、一週間の値動きを表したものを週足、一ヶ月の値動きを表したものを月足、一年間の値動きを表したものを年足と呼びます。また、終値が始値よりも高い場合の白色のローソク足を陽線、安い場合の黒色のローソク足を陰線、そしてローソクの上に出ている線を上ヒゲ、下に出ている線を下ヒゲと呼びます。上ヒゲの頂点が高値、下ヒゲの底は安値を表しています。

<売買のポイント>
・ローソク足の一般的な使い方は陽線(白色のローソク足)の場合は相場は強含み、陰線(黒色のローソク足)の場合は相場は弱含みといわれ、長い上ヒゲが出た場合は上値が重く、長い下ヒゲが出た場合は下値が堅いといわれています。
・相場転換のサインとして高値圏で大陰線(長い黒色のローソク足)が出現した場合、安値圏で大陽線(長い白色のローソ足)が出現した場合は今までのトレンドが終了するサインといわれています。
・上記と同じように高値圏で長い上ヒゲが出現した場合、安値圏で長い下ヒゲが出現した場合は今までのトレンドが終了するサインといわれています。
・上記と同じように高値圏で十字線(始値と終値が同じもの)が出現した場合、安値圏で十字線が出現した場合は今までのトレンドが終了するサインといわれています。
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