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(1)オプション(株価指数オプション)とは
オプションと聞くとリスクヘッジの手段、デリバティブ等難しいイメージがあり、株価指数先物取引以上に複雑でほとんどなじみのないものですが一度理解してしまえば様々な戦略をたてることが可能となる優れた金融商品であるといえます。仕組みや注意点等を2回にわたり解説することと致します。
株価指数オプションとは予め定められた期日に現実の株価指数を予め定めた価格(権利行使価格)で買付または売付することができる権利の取引のことをいいます。
代表的なものとして大阪証券取引所で取引されている日経225オプション、日経300オプションや東京証券取引所で取引されているTOPIXオプションがあげられます。株価指数オプション取引は,
直近の3月,6月,9月及び12月の5限月と,それ以外の直近3か月の合計8つの限月の第2金曜日(SQ)の前日を取引最終日とする取引が同時に行われています。 これを限月取引といい、1つの限月取引が終了したら,その翌日から新しい限月取引がスタートします。
また株価指数オプション取引は現実の株価指数と予め定めた価格との差額の授受を行うことで,その決済が行われる差金決済という形をとっています。
オプションの種類はコールの買いとコールの売り、プットの買いとプットの売りの4種類があり、コールとは買う権利、プットとは売る権利のことです。コールあるいはプットの両方の場合も買い方は権利の行使及び放棄を自由に選択することが出来ますが、売り方は自由に権利を選択することは出来ず、必ず買い方の権利行使に応じなければなりません。
取引方法はプレミアムと呼ばれるオプションの値段を売買することにより行います。買い方は転売,売り方は買い戻しをする,反対売買により決済でき,最終日までこれらの決済を行わなかった場合,最終決済により権利行使または,権利放棄が行われることになります。
日経225オプションを例にとると、株価指数の1000倍を取引単位とします。具体的にはプレミアム5円のオプションを5枚買い建てた場合は5円×5枚×1000=25000円を権利の取得と引き換えに買い方は売り方に支払うことになります。買い方は権利の行使及び放棄を自由に選択することが出来ると前述しましたが、例えば転売できずに最終日までこのオプションを保有した場合、自動的に権利放棄となり25000円の損失が確定します。売り方は当初受け取った25000円が利益として確定することになります。また、プレミアムが50円になった場合には買い方が権利行使を行えば買い方は50円−5円×5枚×1000=225000円の利益を手にし、逆に売り方は50円で権利行使されたので250000円買い方に支払わなければなりませんが当初25000円を受け取っているので225000円の損失ということになります。このことからオプションの特性として買い方は損失限定、利益無限定であり、売り方は利益限定、損失無限定ということが導き出されます。
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